『FALLOUT COLD CODE』 外伝 アンカレッジ戦争 第9章:再会
第9章:再会
爆発の轟音が地下通路に響き渡った。
それに気づいた中国軍の兵士たちが慌てて銃を構える。
しかし、その瞬間――
白い体操着姿のノーラ・ヘイスティングス中佐が、無言のまま敵の間へ飛び込んだ。
バシッ!
彼女の拳が最初の兵士の顔面を殴りつけ、即座に倒れる。
続けざまに、彼女は背後に素早く回転ジャンプで飛び、6人の敵兵に向けてAK-47を一斉射撃。
バババババババッ!
銃弾が飛び交い、激しい銃撃戦となる。
だがノーラはまるで風のように動いた。
彼女は前方へ走りながら、後方に向けて回転ジャンプを繰り返し、敵の実弾を華麗にかわす。
銃声と弾丸の嵐が轟く中、6人の中国兵は攻撃に気を取られた。
その瞬間、彼女の足元にある手榴弾に初めて気づく。
しかし、時すでに遅し。
パァン! ドォン!
激しい爆発が周囲を巻き込み、敵兵たちは吹き飛ばされた。
煙と破片の中、ノーラは静かに立ち上がり、冷たい瞳で前方を見据えた。
「……また、こんな場所で会うとはね」
凛とした声が、静寂を切り裂く。
吹雪が舞う戦場の果て、遂に二人は目標地点へ辿り着いた。
そこには、三門の巨大な迫撃砲が凍てつく大地に静かに据えられている。
巨大な砲身は鋼鉄の冷たさを放ち、発射の準備を進めているかのようだった。
ノーラ・ヘイスティングス中佐は、高台に位置する最も大きな迫撃砲を目指していた。
その迫撃砲の周囲には、約20名の中国兵が厳重に警戒を固めている。
一方、ハリントン・ハリス中尉は残る二つの迫撃砲を目標にした。
彼の進む先にも敵兵が潜み、わずかながらも迫撃砲の発射準備に気を取られていた。
ハリントン
「あの二つの砲を沈黙させれば、戦局は大きく変わる……だが、油断はできない」
迫撃砲の炸裂音が遠くで響き、雪煙が舞う。
二人の狙いは別々でも、共に同じ目的――中国軍の火力を削ぐこと。
ノーラは冷たい目を細め、武器を構え直す。
ハリントンは息を整え、慎重に敵の動きを観察しながら前進を続けた。
「さあ、最後の勝負だ」