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『FALLOUT COLD CODE』 外伝 アンカレッジ戦争 

『FALLOUT COLD CODE』 外伝 アンカレッジ戦争 第21章「司令塔」

第21章「司令塔」
灰色の空が広がるアラスカ空軍基地の司令塔。
ノーラ中佐は静かに基地へと向かっていた。凍てつく風に白いグリーンベレーが揺れる。
彼女の足取りは、戦場で見せた鋭さそのままに確かだった。

一方、基地の戦略指令室ではハリストン中尉が緊張した面持ちで待っていた。
まもなく、チェイス大将が重々しい足取りで姿を現す。

「ハリストン中尉、よくやった。3基の中国軍迫撃砲の破壊、報告は受けている。」

ハリストンは敬礼し、静かに報告を始めた。
「中将、現場は壊滅状態です。敵の反撃は予想以上に激しかったものの、確実に目標を潰しました。」

チェイス大将は深く息をつき、沈痛な表情で続けた。
「……だが、その代償も大きい。先の戦闘で我が軍は3人の将校を失った。彼らは真の英雄だ。」

司令室の空気が一瞬、重くなった。

「名前は――
・大佐マイケル・フリードマン、砲兵隊指揮官
・中佐サラ・エリクソン、偵察隊隊長
・少佐ジェイソン・ウィルソン、歩兵連隊副連隊長」

チェイス大将は一人一人の名前を噛みしめるように口にした。

「彼らの死を無駄にしないためにも、われわれは戦い続ける。
そして、お前には更なる責務が待っている。」

その言葉に呼応するかのように、ハリストンの肩に新たな階級章が輝きを放つ。

「ハリストン中尉、これを……少佐の二階級章だ。指揮官としての任務を正式に命じる。」

緊張と誇りが交差する中、ハリストンは深く頭を下げた。

「了解いたしました。次の任務の詳細をお願いします。」

チェイス大将は軍用端末を操作しながら新たな作戦を伝え始めた。
「次は、敵の補給線断絶を目指す重要任務だ。お前の指揮能力に期待している。」

外では、遠く轟音が響き、戦火はまだ続いていた。